軽井沢ランチは「涼の音カフェ」で文学を楽しみながら!!

旧軽井沢にあるレトロなカフェ「旧軽井沢Cafe涼の音」をご存知でしょうか?大通りである「旧軽井沢銀座通り」から一本外れた「犀星(せいさい)の道」にある風情あるカフェです。文豪を含む多くの偉人に愛されたその場所を早速詳しく見ていきましょう‼︎

犀星の道と室生犀星

カフェの説明の前に、カフェが位置する場所について少し見ていきましょう(軽井沢駅からは徒歩がおすすめ)!!

そもそも「犀星の道」ってどう読むの⁉︎そう思った方も多いのではないでしょうか?読み方は犀星(さいせい)の道であり、金沢の三文豪にも数えられる「室生犀星(むろおさいせい)」が由来と言われています。本名は室生昭道(むろおてるみち)と言い「魚眠洞」「魚生」「昭文」等の作品を世に出しました(詳しくはこちらをご覧ください)!!

明治22年8月1日、金沢に生まれた犀星は、生後まもなく真言宗高野山派、千日山雨宝院にもらわれ、養父母のもとで育ちました。高等小学校を中退して12歳で働きはじめた犀星は、文学への思いを募らせて20歳で単身上京、生活苦にあえぐなかで数々の詩をつくりました。

『愛の詩集』『抒情小曲集』などの抒情詩は大正期の詩壇を牽引し、さらに小説家としても活躍しました。その作品は抒情的な作風の「幼年時代」や「性に眼覚める頃」などの初期小説、市井鬼ものと称される「あにいもうと」などの中期小説、「杏つ子」「かげろふの日記遺文」「蜜のあはれ」など次々と新しい境地を拓いていった晩年の小説など多岐にわたり、随筆、童話、俳句にもすぐれた作品を残しています。

不遇な出生をのりこえて描かれた犀星文学は、故郷の山河に対する深い思いや、小さな命、弱いものへの慈しみの心があふれ、人生への力強い賛歌ともなっています。

最後に、ここ「旧軽井沢Cafe涼の音」の向かいには「室生犀星(むろおさいせい)」が亡くなるまで過ごしたと言われている旧居も記念館として残っています(室生犀星記念館)!お立ち寄りの際は、ぜひセットで訪れてみてください。

涼の音カフェの歴史

旧サロモン別荘と呼ばれる軽井沢ならではの出で立ちを擁するこの建物は、国の登録有形文化財にも指定されています。軽井沢が別荘地として有名になったきっかけともいわれている「アレキサンダー・クロフト・ショー」が、明治期に最初に建設した別荘と同じ間取りであることから「前期軽井沢バンガロー」とも言われています。また、第4・6代内閣総理大臣の松方正義の孫も度々この場所を訪れており、歴史的にも貴重な場所となっています。

この別荘がカフェとして生まれ変わったのは2012年のこと。オーナーである榊原さんが間取りを変えることなく、部分的な修正を加える形で「旧軽井沢Cafe涼の音」をOPENしました。小鳥のさえずり・木漏れ日・リスの足あとなど「自然」に囲まれたこの空間は何とも言い表しようのない幸福感をもたらしてくれます。

にゃるら
2013年に登録有形文化財に登録されたという事で、カフェができてから登録されたんだね♪

森瑤子に愛された場所

また、ここを語る上で忘れてはならない存在が1980年代に活躍した小説家の森瑤子(もりようこ)。彼女は、夏になると軽井沢で執筆活動を行い、旧サロモン別荘にも5年ほど居住していたのだとか。

森瑤子、本名「伊藤雅代」は1978年に「情事」にてすばる文学賞を受賞。それにより、一躍名を馳せることになり52歳で亡くなるまで、数多の作品を世に出しました。彼女の作品は20以上テレビ化され、作風としては「夫婦関係」「女性の苦悩」に関する作品が多かったと言われています。また、代表作である「情事」には、軽井沢も登場するのだとか(詳しくはこちら)!!

メニューについて

中に入るとまるで明治期にタイムスリップしたかのようなインテリアがあなたを迎えてくれます。また、可愛らしくデコレーションされたメニューは華美すぎず、景観と非常にマッチしているように感じました。主なメニューは「モーニングメニュー」「ランチタイムメニュー」「ドリンクメニュー」「カフェメニュー」の4種類!! ちなみに大人気のおすすめ商品はフレンチトーストとのこと!

出典(軽井沢web https://www.karuizawa.co.jp/suzunone/)

 

残念ながら、筆者が14時ごろに訪れた際は売り切れ御免と記載されていました(´;ω;`) 参考までに下記にメニューを一部記載しておきます!詳しくは公式サイトまで!!

「モーニングメニュー」(9:00 - 11:00)

モーニングセット[A] スープ  コーヒーまたは紅茶 付き 1,300円
モーニングセット[B] キッシュ  コーヒーまたは紅茶 付き 1,300円
モーニングセット[C] ハム ベーコン チーズ  コーヒーまたは紅茶 付き 1,400円
モーニングセット[D] パテ・ド・テリーヌ  コーヒーまたは紅茶 付き

1,500円

「ランチタイムメニュー」(11:30 - 16:30)

ビーフパストラミサンド スープ付き 1,300円
タコライス スープ 付き 1,100円
カルボナーラ サラダ・スープ 付き 1,400円

「ドリンクメニュー」

コーヒー ・ホット 深煎り または 中煎り
・アイスコーヒー
・カフェオレ
各600円
レモネード各種 レモネード・ブルーレモネード・キウイレモネード 600円
紅茶 アールグレイ・レディグレイ・ダージリン・アッサム 600円
ソフトドリンク こけもも・ブルーベリー・きいちご・信州産りんご
ジンジャエール・ウーロン茶
600円
ビール プレミアムモルツ(中ビン) 600円
ハートランドビール(中ビン) 600円

カフェメニュー

フレンチトースト 1,000円(税抜)
ケーキ各種 ショコラムースケーキ 600円
ブルーベリーチーズタルト 600円
オレンジタルト 600円
リンゴのケーキ 600円

実際に頼んでみた

外には「喫煙可能」なテラス席も完備!!

 

旧軽井沢銀座通りはひたすらに、ひたむきに駆け巡っていた筆者たちは足が疲れたため、休憩がてら「カフェメニュー」から「こけもも(600円)」「ブルーレモネード(600円)」「キウイレモネード(600円)」「ブルーベリーチーズタルト(600円)」を頂くことにしました。

どれも酸味が利いていて美味なのですが、個人的なお気に入りは「こけもも(600円)」です!! 酸っぱさの中にも、ほのかな甘さを感じることが出来ることと単純に「希少性」が高いですよね(笑)僕は初めてこけももジュースを見ました(笑)

最後に一言

いかがでしたでしょうか?「室生犀星」を始め「森瑤子」までもが訪れ不朽の名作を生み出した歴史をお分かりいただけたと思います。その風情ある雰囲気やアーティスト達に思いを馳せながら、絶品フレンチトーストやコーヒーランチを嗜んでみてはいかがでしょうか?ちなみに、コーヒーはおかわり自由だそうですよ♪

基本情報

正式名称 旧軽井沢Cafe 涼の音 (カフェ)
場所

〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢972

営業時間 9:00~17:00
▶モーニングタイム 9:00~11:00
▶ランチタイム 11:30~16:30
*毎週水曜日は定休日
公式ホームページ http://suzunone.main.jp/